発達障がいとは、主に先天性の脳機能障害が原因となり、乳幼児期に生じる発達の遅れです。
精神障がいや知能障がいを伴う場合もあります。
発達障がいは、症状の特徴によりいくつかに分類されますが、いくつかの発達障がいを合併することもあります。
文部科学省の2012年の調査によると、通常学級に在籍する児童・生徒の中で発達障害の特徴を示す子どもは全体の約6.5%という結果になりました。これは、診断を受けている子どもの数ではありませんが、その特徴を示す子どもが約15人に1人の割合でいるということになります。
しかし、この数字は通常学級に在籍する児童に限ったものであり、特別支援学級に通う児童の数を含めるとその数はさらに増えることなります。
発達障がいの児童の数は、年々増え続けていますので現在はもっと多くの数と推測されます。
発達障がいには様々な症状がありますが、主だったものをイラストにまとめてみました。
その他にも
- 自分の気持ちをうまく伝えられない。
- 遊びのルールが理解できなかったり、共同作業などが困難。
- 音、におい、接触刺激、痛みなど特定の感覚に過敏性を示したり、鈍さを示したりする。
- くるくるとまわったり手のひらをひらひらさせたりする行動がよく見られる。
- 順番を待つことや我慢することが苦手
- 図形や似たような漢字や文字などが理解できない
- 叱られることや注意されることが多くなると、自信を失ったり、やる気を失ったりしてしまいやすい。
このような、少し困った個性を「発達障がい」と呼びます。